今でも怖くて聴けない…

人の死に対する悲しみや苦しみも、
その後・・時の流れと共に、
たくさんの記憶の底に押し潰されていって、
次第に薄れていくものだと思っていた・・・

Lの死に対する大きな悲しみも、
その命を奪った者への憎しみも、
もうあの頃ほど、私を苦しめる事は無い筈だと・・・


先日何気に、
アニメのデスノートの、サウンドトラックを聴いてました。
私はどちらかと言うと、平野義久さんの曲が好きで、

Death Note Themeとか、Kyrieとか、

普通に、クラシックでも聴くかのように聴いてたりします。
Low of Solipsismも結構、好きだったりします。

でも平野さんの6曲目・・『Requiem』に差し掛かると、

今でも全身に鳥肌が立つ自分に気付きました。

・・・日常では既に、
悲しみや憎しみは薄れ去っていて、あまり残っていなくても、
恐怖の記憶は、五感のひとつを刺激するだけでも、
フラッシュバックしてしまうとか・・・
そう言う事なのかな・・と気付かされた瞬間でした。

やっぱり・・
Lの死を一番に体験したのがアニメだったから、
あの時バックにかかっていた『Requiem』に、
今でもLを失ってしまう悲しさを、恐怖として記憶しているのかな・・
それだけは、どんなに時が経とうとも、
私の中から消し去る事は出来ない・・・

そんな気がしました。

今回、コレを書きながら、
もう一度『Requiem』を聴いてみましたが、
やっぱり・・・鳥肌が立ちます・・・

音楽の力は凄いです・・。