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DEATH NOTEのL・M・Nへの愛を語るブログです [※ネタバレ有り]
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今回は、『ひぐらしのく頃に 解』(アニメ)の、ある話を観てたら、

コレ・・・子Lの過去話に当てはめられそう・・・☆

・・と気付いた話があったので、
【子Lのひぐらしパロ】・・っていうのを書いてみました。

・・で、

このひぐらしパロを書く為に、
元ネタの『ひぐらしのく頃に 解』のDVDを観直してたら、
何だか聞き覚えがある様なBGMが・・・♪

『 L change the WorLd 』のP4にて、
二階堂教授が、例のものを、
久條さんと一緒に見ているシーンにかかっていたBGMと、
よく似ている気がしたんですよね。

それで、ひょっとして・・??・・と思って、音楽を作曲した人を、
照らし合わせてみると、
『ひぐらしのく頃に 解』も『 L change the WorLd 』も、同じ

川井憲次さんでした!!

しかも、Wikipediaで調べてみると、
この方、映画DEATH NOTEの、前編・後編の音楽も担当されてました!!
ちなみに『LCW』の中田秀夫監督との接点は、『リング』とか、
『仄暗い水の底から』みたいですね~!

わ~wwひぐらしと、DEATH NOTEと、中田監督に、
音楽担当が一緒っていう、接点があったとは~~vvv
(今ちょっと、ゾクゾクしてますvv)

 

※『ひぐらしのなく頃に』について少し

今回のネタ元の『ひぐらしのなく頃に 解』は、前作『ひぐらしのなく頃に』の超ネタばれの話です。
もし今から前作『ひぐらしのなく頃に』を御覧になる方は、
先に『ひぐらしのなく頃に 解』を絶対に観てはいけません。

但し、今回のパロディーの元ネタとなった祭囃し編[其の壱]・[其の弐]は、
登場するキャラの過去話であるだけなので、大筋でのネタばれになる事はありません。
過去話として独立してるので、この話の前後を知らなくても、
このSSを読むにあたって問題はありません。
でも、一応念の為、誰の過去話であるかは伏せておきますw

ひぐらしを御存知の方へ
途中、配役やセリフなどを、Lに合う様に、適当に変えてある部分があります。

 

※読む前に注意※

『ひぐらしのなく頃に 解』のパロディーなので、
祭囃し編[其の壱]・[其の弐]のネタばれにもなると思います。
それでもかまわない方のみお読み下さい。
残酷な描写のシーン、またはそれを想像させるシーンがあるので、
一応、R-15指定にしておきます。覚悟の上でお読み下さい。

子Lが酷い目にあう話が嫌な方は、絶対に読まないで下さい。
(そんなのココに来る人全員かも☆)

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【雷光】


それはLがまだ幼い頃の話だった。

Lが遊んでいる間に、
用事で出掛けた両親が、交通事故に遭ってしまった。

Lが病院に連れてこられた時、
既に母は息を引き取っており・・
父も重症だった・・。


Lは必死で、ほぼ全身を包帯で巻かれた父にすがった。

L『お父さん!!お父さん…お母さんはどこ!?…お父さん!!』

父はLの声に気付いて目を開いた。
そして、息も絶え絶えに話し始めた。

父『・・・L・・・よく聞きなさい。
お父さんも・・お母さんも・・戦争で親類を、みんな失ってしまった・・
だから・・お父さんが死んだら・・お前の世話をしてくれる人は・・
誰も・・いない・・・。』

L『・・いやだ!!いやだ・・そんなの・・!!』

父『・・L・・もしも・・お父さんが・・死んだら・・
ワイミー先生を、頼りなさい・・
キルシュ=ワイミー先生だよ?・・言ってみなさい・・。』

Lは必死で・・しゃくりあげながらも、その名前を声に出して言ってみた。

L『・・きるしゅ・・わいみー・・。』

父『そうだ・・ワイミー先生は・・お父さんの恩師なんだ・・
きっと・・お前を助・・うっ!!!・・ぐはっ!!』

父は話終わらない内に、血を吐きだした。
Lの顔に、服に、父の吐いた血がかかった。

L『・・!?お父さん!?』

父は大量の血を吐いて咳こんだ。
看護師がLを押しのけた。

『どいて!!・・・先生!!急変です!!』

『・・!!いかん・・早く手術室へ!!』

父はそのまま、手術室に運ばれていってしまった。

L『お父さん・・・・・お父さん・・・・・お父さん・・・・・お父さん・・・!!』

父が運ばれていった後の、静まり返った廊下で、
親を奪われてしまったLの、悲しげな声だけが、か細く響いていた・・・。

 

結局父は助からず・・
その瞬間からLは孤児となってしまった・・・。

 

両親の突然の死により、呆然自失の中、
自分を世話してくれる人は?と訊かれ、
キルシュ=ワイミーの名前を口にしてみたものの、
連絡先も、どこにいるかも分からない赤の他人だった為、
父の最期の遺言だったにも拘らず、その人の元へ送り届けてはもらえなかった。

 

そして・・他に親類も知り合いもいなかったLは、
孤児院に送られる事になった。

 

・・・しかしそこは・・・
孤児院とは名ばかりの、地獄の様な監獄だった・・・

 

その孤児院の中にはいつも、
泣き叫びながら謝る子供の声と、
職員の怒号、殴られる音、子供の悲鳴が飛び交っていた・・。
その日は、女の子が虐待されていた様だ・・。

『ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!』

『どうしてだ?どうしてお前は、そんな事も出来ないんだ!?』

バシィッ!!

『ぅわあああぁぁ~~~!!!』

教室で、ペンを持つLの手が震え出した。

『ごめんなさい!!ごめんなさぁぁい!!』

その泣き声を聞いた子がポツリと言う・・。

『か・・髪の毛の刑だ・・。』

『・・何?・・それ・・。』

『知らない・・でも、まだいいほうだって・・。』

『ごめんなさいっっ!!・・・いやああああああ!!!』

殴られる音、悲鳴はいつまでも続いていた・・。
Lの震えは、いつまでも止まらなかった・・。

 

夕食時、シチューをこぼした男の子がいた。
そこへ鬼の様な形相の職員がやって来る・・。

『・・ご・・ごめんなさい!!』

『いいから食べろ。』

『は・・はい・・』

その子が食事に取りかかろうとすると、

『そっちじゃねぇ!!こっちだよ!!もったいねぇだろうが!!』

その子は職員に首根っこを掴まれ、床にこぼしたシチューに顔を押しつけられ、
それを無理やり食べさせられた。

『はぐっ・・ぐぅっ!!・・うぐぅ!!』

『おら!!食えよ!食うんだよ!!まだ残ってんだろうが!!』

 

真夜中、Lのいる部屋では、四人の子供達がベッドの中で話し合っていた。

『ねぇ、誰か知ってる・・?山の向こうにある、施設の事。』

『あ、僕聞いた事ある。そこではおやつの時間もあるんだよね。』

『院長先生がとっても優しい人で、みんながお父さんって呼んでるんでしょ?』

そんな夢物語の様な話をしているうちに、泣きだす子がいた・・。

『もうやだよ・・こんなところ・・お母さんのいるところに・・逝きたいよ・・。』


Lはみんなの話を聞きながら、密かに考えていた脱走計画を打ち明けた。

L『みんなは、もしチャンスがあったら脱走したいですか?』

『逃げられるもんなら、逃げ出したいよ。』

『でも・・きっと捕まっちゃうよ。』

『外に出る事だって出来ないよ。鍵がかかってるし・・。』

『うん・・どこもみんな・・鍵がかかってる・・。』

L『ひとつだけ・・あるんです・・!』

『・・え?』

L『中庭の鶏小屋の鍵・・階段裏のドアを閉めてる鍵と、同じなんです・・。』

『それって本当?』

『エル・・まさかその鍵で・・。』

『やめようよ・・危険だよ・・。』

L『もちろん、ひとりなら危険です。・・でも、みんなでなら・・
少しだけ・・話は変わってきます・・!』

『どうして?』

L『・・昔、集団脱走があったそうです・・
その時捕まったのは、1人だけ。
どうして捕まったのが1人だけですんだのか、わかりますか?
・・その子達は、全員バラバラの方向に逃げたんです。』


L『どうですか・・やってみませんか?』

『・・・でも・・怖いよ・・・』

『捕まったら・・・・・・きっと殺される・・・・・』

L『・・なら、いつまでもここにいる気ですか?』

『いやだ・・・いやだ・・・いやだ・・!!』

L『怖いのは解ります・・でも・・一度しかないチャンスなんです。
一度だけの勇気でいいんです・・』

『絶対に逃げ切れる・・?』

L『保障なんかありません・・でもみんなが一緒に来てくれるなら、
私がひとりで逃げだすより確率は高くなります。
もちろん・・みなさんにとっても・・・。』


最初は怖がっていた子も、Lの脱走計画に乗る事になり、
4人の子供達は、その夜、盗み出した鶏小屋の鍵で、
階段裏のドアの鍵を開けようと試みた。
しかし、いくら鍵を開けてみようとしても、階段裏のドアは開かなかった。

『や・・やっぱり鶏小屋しか開かない鍵なんだよ・・』

『もうやめて戻ろうよ・・』

L『・・静かに・・!』

『エル・・あせらないで!その鍵で開くんでしょ?・・試したんでしょ?』

L『鍵は合っています・・固いだけ・・!』

そこへ、見周りの職員の懐中電灯の光が射してきた・・。

『誰か来た!!』

L『この鍵で開きます・・・私は試したんですから・・・
開けば・・幸せになれる・・こんな地獄から・・!!』

 ―ガチャッ―

L『開いた・・!!』

そこへ見周りの職員が来てしまった!!

『おい!!そこで何してる!!?』

子供達はドアを開け、一目散に駆け出した。

『脱走だぁーーー!!!』

『待て~!!待てぇ~~~!!!』


雷の轟音が轟き、雨が降りしきる中、外に飛び出した4人は、
金網のフェンスの下の、辛うじて子供が通れるほどのわずかな隙間から抜け出して、
施設の外へ脱出する事に成功した。


L『・・よし!決めた通りに、バラバラの方向に逃げて下さい!!』

『うん!』

子供達はそれぞれバラバラの方向に逃げ、Lも逃げた。


走って走って・・息が切れそうなほど走って・・
それでも後ろを振り返ると、懐中電灯の光と怒号が追いかけて来る・・!!

『待てぇ~!!』

職員達の声は、確実にLの逃げる方向へと近づいて来ていた・・。

『・・・!!?』

ふと前方を見ると、Lが選んだ道は行き止まりで、
それ以上進むには、小さな崖をよじ登るしかなかった。

背後からは追跡者の声が聞こえてくる・・迷っている時間は無い・・!
Lは崖を登り出した。

だが足を滑らせて、今登ってきた崖下に滑り落ちてしまった。

『ぅああああっっ!!!』

・・そこへ・・Lを追ってきた、先程の職員がやって来た・・。
崖から落下した痛みに歪むLの顔を、職員の持つ懐中電灯の明かりに照らされ、
Lは恐怖を感じて目を見開いた。

鬼の様な形相の職員は、Lの頭を鷲掴みにすると、何度も地面に叩きつけた。
抵抗できないLを見てニヤリと笑う職員。
しかしLはそんな職員の親指に噛みつき、力任せに噛み砕いた。

L『・・ぅぐぅっっ!!!』

『うぐああああああああああ!!!』

親指から血が飛び散り、職員は悲鳴をあげて仰け反った。

『うううぅぅ・・・・この野郎ぉ~~・・・よくも俺の指を~・・

指を!!指を!!指をぉぉ~~!!

怒り狂った職員は、Lに襲いかかって来た。
Lは恐怖のあまり、悲鳴を上げた・・。

L『あああああああああああ!!

 

気が付くと・・
どうやって怒り狂う職員から逃げだせたのか・・
どこをどう走って来たのか・・
Lは逃げていた・・。

片方の靴は、どこかで無くしてしまっていた。
多分・・さっき崖の前で追い詰められた時に・・。

そして、崖の淵にふらつく足を滑らせ、また小さな谷底へ落ちてしまった。

もう一方の靴も無くしてしまった・・。
しかも、今落ちた時に足を痛めてしまったようだ。

降りしきる雨に打たれたまま・・
辛うじて起き上がり、痛む足を押さえた。
あまりにも辛くて・・涙が出てきた・・。

L『・・・・お母さん・・・・!!』


ほんの何日か前・・
両親と一緒に街に出掛けた事があった・・
ごちそうを前に大喜びしていると、
すぐ傍に、そんな自分を温かく見つめる両親の優しい瞳があった・・

そんなあたたかくて幸せな思い出が、
壊れた古いフィルムの様に・・
今にも止まりそうにカタカタと・・

そして懐かしい思い出は壊れてしまって・・

ついに止まってしまった・・。

 

『いたか!?』

その声に過敏に反応して目を覚ますL。

『こっちにはいない!!そっちを探せ!!』

崖の上から聞こえる声にハッとする。
ここにいては危ない。
Lは痛めた足を引き摺って歩き出した。

しばらく歩くと大きな木があり、そこで雨宿りをしようと倒れ込んだ。
もう息も絶え絶えになり・・疲労困憊の状態だった。


L『神様のバカ・・・どうして・・私がこんな目に・・・
私が何をしたっていうんだ・・

人生はいい事と悪い事のふたつがあって・・
どっちも長続きしないって・・お父さんが言ってた・・。』

Lは夜空に轟く雷に顔を向けて怒鳴った。

L『だったらコレも長続きしないんですよねー!!?

・・これで・・私の不幸を終わりにして下さい・・!!

・・今日までの不幸に見合う・・幸福に導いて下さい・・!!!

・・ソレも出来ないって言うなら・・・・・

こんな人生いりません・・!!

私を殺せ・・!!

その雷で、私を殺せ!!!

殺せ!!・・エル=ローライトはここにいる・・!!

私のお父さんとお母さんを奪った様に・・

私の命も・・ここから奪え!!!

・・・だが、もし殺し損ねたら・・・

私の運命をひっくり返してみろ!!


その時、巨大な雷が夜空を覆い尽くした。
Lは驚愕に目を見開いたまま、その雷光に包まれてしまった・・。


【数字】に続く・・・

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Author : 海羽 恵瑠
     (MIU MEGULU)

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 松山ケンイチくんも好きです
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 他のフィギュアLも好きです
 カッコいいLが好きです
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